人生のツケが押し寄せすぎ

40歳ひとり暮らし貧乏女の心境と愚痴

既婚だと許される風潮 1/2

私は30歳までバイト生活をしておりまして、社員で働いたことがなかったんですね

社員だから安心という時代は過ぎ去り、条件のいいいいフリーターを掛け持ちする人も増えてきた昨今

一昔前までは

フリーター = 悪

とされていました

田舎住みなので尚更です

ダブルワークで今の給料より遥かに稼いでいても、フリーターだというだけで肩身が狭かったものです

・灯籠作り

・コンビニ

・加工場

・コールセンター

・ビルの清掃

……地味ですね

悲しいくらいに地味です

ガールズバーは顔面で落とされました

ビルの清掃をしていたときのことです

社員の人達の退社時間に合わせて出勤し、各自のマグカップを洗い、デスク周りのゴミ集めから始めます

その後、誰もいなくなった真っ暗なビルを掃除するのですが、私は3・4階を担当しており、社長室の椅子に座って1人で喜んでいました

当時高校を中退して17歳だったので、不憫に思われたのでしょう

社員の人達によく食べ物や飲み物、たまに現金をいただくこともありました

コジキの才能があるのかもしれません

誰もいない場所で、自分のペースで、好きなように仕事が出来る

歌おうが叫ぼうが踊り出そうが自由です

ウハウハで働いていたのですが、ある女性社員に毎日毎日、同じことを言われました

「若いのに学校も行かず、結婚もしないでこんな仕事をして……

私の娘だったら泣いちゃう」

当時、通信高校には通っていたのですが、説明するのがめんどくさかったんですね

それどころか空気が読めないので、嫌味に気付かず

「……それ昨日も言ってましたよ

大丈夫ですか!?」

と毎回本気で心配していたので、頭のおかしいやつだと思われてたんだと思います

余談ですが、今の職場に入って半年目くらいに

「ヤル気がないなら帰れ!!!」

と怒鳴られ、直後にウッキウキで退社して、翌日面談されたことがあります

勤務日を勘違いしていて、お昼寝中に怒りの電話がかかってきたので

「ちょっと今日は眠いので厳しいですね」

と断ったこともあります

懐かしいです……

宇宙人からグレムリンくらいには成長したと思います

話を戻しますが、そのとき初めて

結婚さえしていれば、学校に行ってなくても働いてなくても許される

と知りました

その後もあらゆる職場で独身差別を受けます

子どもがいようといなかろうと、結婚さえしていれば同じフリーターでも

「頑張っている人」

として評価されます

しかもシフトの融通も通りやすいです

結婚しているからです

独身者にだけ

「定職につかずにプラプラしているどうしようもない人間」

と、レッテルが貼られます

妊娠中であったり、子育てをしているのならわかります

想像だけで疲れて倒れそうです

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これは今まで使っていた眼鏡です

1週間前に新しい眼鏡を作りました

仕上がりが楽しみです

今の職場にも、綺麗なパートさんと可愛いパートさんが入ってきました

両方子どもはいません

綺麗なほうは「佐藤かよ」に似ている29歳

ずっとフリーターをしているそうです

可愛いほうは「おのののか」に似ている26歳

教師として働いていましたがノイローゼになり1年で退職

のちに結婚したそうです

旦那さんは2人とも公務員です

初対面で女としての格差を見せ付けられた私は、その後、ずっとコンプレックスに苛まれながら働くことになります

何かされたというわけではありません

私が勝手に嫉妬でのたうち回っているだけです

パートさんなので数名の社員と一緒に、人員も厚く、健康的にも良さそうな朝から昼すぎまでの時間帯に入ります

大きなミスをしても

「すみませーん

気を付けます」

といって定時に帰ります

新人アルバイトさんだらけの、地獄の夕方から夜にかけての時間帯をメインとする蛾のような私とは雲泥の差です

遅番と朝番を交互に繰り返すので、体内時計は乱れ不眠がちになります

私はフリーター時代から夜の女です

飲食店なので、お客さんの吐瀉物処理、詰まらせたトイレの掃除などがまれに発生するのですが

「やさぐれさん

お客様が吐きました」

「やさぐれさん

トイレがすごく汚れてます」

と、私に報告してきます

若干潔癖症なので、死ぬ思いで処理します

特に吐瀉物が苦手なので、処理中にもらってしまい被害を拡大させたこともあります

1度どうしても手が離せなくお願いしたところ

「……え?

パートの仕事なんですか」

と言われました

じゃあ報告もしてくんなよと思いましたが、もちろん口には出せません

2人は職場のアイドルです

お客さんにも人気です

男性の常連客も増えました

嫉妬パワーで私の聴覚は3倍くらいとなり、フロアに出た2人とお客さんの会話が聞こえてきます

「アンタ結婚してるんだね

頑張ってて偉いね」

「いや~可愛いね

結婚してるのにいつも頑張ってて偉いね」

それに比べて私はどうでしょうか

社員になった今でも

「結婚しないでいつまでもこんなことしてて」

「そろそろ結婚しないと女にはリミットがあるから」

「親を安心させてあげて」

「独り身だからって好き勝手なことしてていいね」

しまいには

「アンタは結婚しないで楽をしてるんだから、せめて親は施設に入れないで自分で見るのが筋ってもんだよ」

と説教されたときは、熱湯かけてやろうかと思いました

言ってくるのは大抵ババ……ご年配の婦人が多いです

安定した稼ぎの旦那に養ってもらいながら、責任もなく、気楽に数時間程度のパートをする彼女ら

お先真っ暗で、選択肢も後ろ楯もない私

水呑百姓と侍くらいの差があります

松本次郎の「いちげき」面白いです

長くなったので続きます

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