人生のツケが押し寄せすぎ

40歳ひとり暮らし貧乏女の心境と愚痴

伝説のバカの話 2/2

笑いの沸点がものすごく低いです

自分の膝をバッシバッシ叩きながら、前のめりになってヒーヒー笑い転げるのが趣味です

当時の私は「面白さ」の一点のみで男選びをしていました

恐ろしいですね

だから今こんなことになっているのだと思います

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ハイチオールCに依存しています

LDKなどではトランシーノを推してますが、パッケージ的になんとなくシミに効きそうなので愛用しています

前回の続きです

https://yasagureonna.hatenablog.com/entry/2019/02/22/013144

バカはサプライズも好きでした

何気ない平日に

「ちょっとゲオ寄りたいから寝てていいよ」

と言われ、起きたら札幌や函館だったことが何回かあります

そこまで熟睡する私もどうかと思いますが、車の振動が眠りの世界に誘うのです

近所をうろつく程度の粗末な格好をしています

着替えもなければ化粧品もなく、財布には400円くらいしか入っていません

しかも翌日は仕事です

気を取り直してせめてお金を借りて遊んで帰ろうと、バカに所持金を聞いたところ3000円だったりします

どういう思考回路をしているのでしょう

バカはドライブが好きだったので、よく山の中を走っていました

北海道の私が住むような田舎は、80年代からタイムスリップしてきたような改造バイクや改造車を転がす暴走族が存在します

道の駅を溜まり場としていることも多いのですが、あろうことかトイレが限界だったバカは、寂れた峠の道の駅に駐車する2台の族車の間に、自分の改造した軽自動車を停車させました

うろたえる私に

「道の駅はみんなの駅だから俺にも使う権利がある!

何も問題ない!!」

と言い切りトイレに向かって行ったので、そんなものかなと思い直し、左右の輩の視線を感じながら私も後を追いました

スッキリして戻ってみたところ、トイレと車の中間辺りで、遠目からでもバカが絡まれているのがわかります

広い駐車場スペースで、わざわざ間に割り込んだのだから当然といえば当然です

喧嘩を売ってるとしか思えません

どうしたらいいのか考えていると、バカが私に向かって手を振りました

つられて輩の注意が私に向いた瞬間

全速力で踵を返したバカが、颯爽と軽自動車に乗り込みます

普段は見せたことのない俊敏な動きに輩と私が呆気にとられていると、もの凄いスピードで道の駅から飛び出しました

寂れた峠の道の駅と暴走族と私……

夕刻がいっそう悲壮感を煽ります

輩も行動に驚いたのか、関係性を聞かれ彼氏だと答えると

「……別れたほうがいいんじゃないですかね」

と同情されました

Me tooです

ブスで良かったなと思いました

ただの改造車好きな人達だったらしく、近くの駅まで送ってくれるという優しさを気持ちだけ受け取り、自販機でコーンポタージュを買って飲んでるとだんだん悲しくなってきました

30分後

「助けを呼びに行ってた」

と言い訳をしつつ1人で戻ってきたバカは、普段から虚言癖があります

「高校生のときからバーテンダーをしていた」

「IQが高すぎて担任が家庭訪問に来た」

「ヤクザの親分と知り合いで可愛がられている」

「俺が発注した個数と違うから、たぶん◯◯さんが俺を陥れるために勝手にやり直した」

聞く度に毎回イラついてましたが、今回がNo1です

「車のパーツを安く譲ってもらえる

来月のボーナス出たら返すから5万円貸して」

という約束が

「お金ないから月々1000円ずつでもいい?」

となり、バカがバカな運転で免停となったこともあって段々と疎遠になっていきます

バカの実家はゴミ屋敷のうえ、全く躾のされていない中型犬が常に放し飼いだったのですが、泊まった翌日に私の両目が大量の出血と目やにで覆われ、慌てて病院に駆け込むと

「色々なアレルギー反応出てますね

ものすごい汚い場所とかに行きました?」

と診断されたこともあります

そんな折、バカが退職すると言い出しました

「俺はあんな会社に収まる人間じゃない!」

真実は、あまりに仕事が出来ないので懲戒解雇か自主退職の2択を迫られての結果です

飲食店に勤めていたのですが、退職が1か月後と決まってからというもの、元々やらなかった仕事を更に放置

自分のミスや仕事の遅れを後輩社員やアルバイトに押し付け定時に退社し、悠々と大量のユーキャン教材を抱えてスーツのまま客として来店します

黒い画用紙に色とりどりのミルキーペンで

アンティック珈琲店

「スマイル一番いい♀」

の歌詞カードを模写していたこともあります

ものすごい嫌われようで、スタッフの誰にも行動を触れられなかったので、私に電話がかかってきました

「弁護士と行政書士を目指している

17歳の彼女も出来た

お前みたいなババアと結婚しなくてよかった」

環境って大事ですね

私もバカのバカが伝染っていたのでショックを受けて寝込んだりしました

バカの合戦です

その後、風の便りが届きます

鬱病生活保護を需給している彼女を妊娠させ流産

その3ヶ月後にまた妊娠させ結婚

漫画喫茶とジュース屋のアルバイトを掛け持ちし、実家で仲良く暮らしているらしいです

私の住んでいる田舎は狭いので、至るところでバカの一族と遭遇します

度々私が働く飲食店にも訪れ、勝ち誇った顔でガン見してくるのですが、バカと嫁の頭は脂っぽくてフケだらけ

子どもの歯は既にボロボロで、魔法が解けて本当に良かったと思う今日この頃です

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