人生のツケが押し寄せすぎ

40歳ひとり暮らし貧乏女の心境と愚痴

胃カメラに挑戦

お久しぶりです

生きる気力が湧かない毎日を過ごしていました

f:id:yasagureonna:20210713224409j:plain

漫画を買ったり料理をしたり

f:id:yasagureonna:20210713224436j:plain

美味しいものを飲んだり

f:id:yasagureonna:20210713224503j:plain

フードコートで購入した480円の照り焼きチキンクレープが、見本と違い、極少サイズでササミのような切れ端が3切れだったことに絶望したりしていました

食い意地は健在です

他にも前日食べた豚肉の加熱が甘く、仕事中に嘔吐と下痢に襲われたりましたが、直前に上司に怒られたのでストレスだったのかもしれません

先日、会社の健康診断で人生発の胃カメラを受けてきました

バリウム検査の予定だったのですが、検査日が単発休みのうえ翌日は朝番勤務、体外に排出されるのに時間がかかる体質なので

「受けたくない!固まって死んじゃう!!」

と抗議したところ、胃カメラへと悪化した次第です

「年齢的に本来は胃カメラじゃないのだから、恩恵をありがたく思え無能が」

みたいなことを上司含めて数名に言われましたが、バリウム検査は病院の点数稼ぎで、病気の発見率も低く、ほぼ意味のない検査らしいとネットで学びました

バリウムが排出されにくい体質のため、事前に頼んだにも関わらず、連休の初日にしてくれない会社が悪いのです

無能とは言われなかった気もしますが、きっとそう思われているに違いないので、付け足すことで私の悲壮感を増します

単発休みでバリウムを飲んだとしたら、出勤したところでトイレから出られないことでしょう

苛立ちながらもガクブルで迎えた当日、歯医者で毎回怒られるくらい嘔吐反射がひどいことを医者に相談すると、鼻からのカメラを勧められました

いかにも有能そうな女医さんだったので、ちょっとだけホッとします

鼻腔の広さには個人差があり、入らない場合は口からの挿入に切り替えることを説明されました

望むところです

鼻の穴の大きさには自信があります

意気揚々と喉麻酔に鼻麻酔をキめ、前処理の鼻チューブを右穴に突っ込まれます

…………

…………

……………え?

痛い……既に痛い………何コレ??

激痛に滲み出る涙

右穴からチューブを生やしたまま待合室で苦悶の表情を浮かべる38歳11ヶ月を見て

「痛い?? 鼻腔狭いのかな?

カメラ入るかな」

女医さんが不吉な台詞を呟くのです

診察台に寝かされ、鼻の穴にローションを絞られます

なんとなくエロスを感じたのも束の間

女医さんがとんでもない太さの黒い管を取り出しました

発行している先っぽがカメラなのだと思われます

「はい、目閉じないでね~

口呼吸して力抜いて~~~」

ぐりぐり………ぐりぐり……………

想像の2倍は太い無慈悲な管に右の団子鼻が犯されます

あががっ………はががが…………はがっ…………

あまりの痛さに涙と鼻水とローションを垂れ流しながら、悶絶すること数十秒

「……入ってかないな

右の鼻腔狭いのかな」

涙でも鼻水でもない鉄の味がします

出血したようです

「ごめんね、1回抜くよ~

左からやってみよう」

ズリンッ!!

引き抜くときも激痛です

ブチュ………ブリュリュッ………ブシュッ

左の鼻の穴を雑にローションまみれにされ、再度地獄が始まりました

ぐりぐり……………ぐり…………

痛い痛い痛い!!!

私は魔女で拷問を受けているのでしょうか

「左もっと狭いな………

ごめん! やっぱ右から頑張ろう」

再々度、右の鼻の穴にローションを絞られ、拷問が再開されます

「私……鼻の穴大きいのに………

鼻の穴大きいのに………」

うわ言のように女医さんに抗議するも

「鼻の穴の大きさと鼻腔の大きさ全く関係ないからね~」

淡々と胃カメラを捩じ込んできます

麻酔のせいもあると思いますが、あまりの痛さに鼻の感覚がなくなってきたころ

「……よし入った!!」

喉の嗚咽と共に激痛が走りました

「えずかないで! 我慢して!!

目を開けて!!

吸って~吐いて~吸って~吐いて~」

うがいをするだけでえずく私には酷な命令です

口元にヨダレ受けのトレイをあててはいますが、えずきで体が跳ねるので、的を外している気がします

「今のカメラ優秀だからね~

勝手に入っていくから!

飲み込まなくていいから力抜いて!!」

力を抜きたいのは山々なのですが、嗚咽で、病気にかかり水槽から放り出されたネオンテトラ並みに体がピチピチするのです

「はい!我慢してね!!

動かないで!!!」

いつの間にか、後ろで優しく背中を擦ってくれていた看護師さんに覆い被され、体をホールドされます

細いのに凄い力です

余りの苦しさに薄れゆく視界と意識のなか

結局喉通るんなら、スムーズに口から入れたほうが楽だったんじゃ………

悲しみの後悔に襲われます

カメラと嗚咽の押し問答

覚えてはいませんが、数十回のえずきの後

「はい!!終わった!!!よく頑張った!!

抜くよ~」

ズルンッと抜けるカメラを見て安堵します

「素晴らしく綺麗な胃だわ!

ホラ見て!!!」

モニターの画像と共に写真を渡されます

思ったよりノーストレスらしいです

「かなり鼻血出てるから、しばらく鼻をかまないで軽く押さえててね」

ティッシュペーパー2枚を渡されますが、一瞬で紅に染まったので心許ないです

謝罪とお礼を言って、処置室を出ると、連れてきてくれた看護師さんが待機していました

フラフラと近付くと

「大丈夫ですか?

ゆっくり座って休んでからでいいですからね」

天使のような言葉に待合室に座り、ティッシュペーパーを5枚追加し、喉の痛みと戦います

……………

「よし!行きますか」

僅か20秒の休憩

「ゆっくり」には個人差があることを学びました

人生の全てにヤル気がない今、更新やコメント欄の返しが面倒になり遅れることがあります

こんなブログを読んでもらえるのは嬉しいですし、コメントもありがたく読ませて頂いてます

すみません

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村