人生のツケが押し寄せすぎ

40歳ひとり暮らし貧乏女の心境と愚痴

嘘ついて怒られる37歳

自分を正直者だと思っていました

清らかな人間という訳ではなく、嘘をつくとモヤモヤして気持ち悪いのが嫌なのです

「結婚だけが人生じゃないよ」

「今は晩婚の時代だからこれからだよ」

「まだ運命の人に巡りあっていないだけだよ」

相手を思っての優しい嘘は思いやりらしいですね

いつもありがとうございます

思いやりのない私は優しい嘘が嫌いなので、親しい間柄の相手とは本音でぶつかり稽古がしたいてす

短所は指摘してほしいし、嫌なことは嫌だと言ってほしいです

直せるかどうかは別問題です

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最近食べることしか楽しみがありません

アイスの実は断然オレンジ派です

先日、玄関に上下についている下の鍵穴が壊れて家に入れなくなったのですが、20日の月曜日にシリンダーごと交換してもらう予定でした

とりあえず鍵は解錠してもらったものの、私のIQの低さを感じ取ったのか

「下の方の鍵穴はシリンダー交換するまで絶対に弄らないでくださいね!」

しつこいくらい念を押されます

てやんでえ馬鹿野郎!

こちとら腐っても大人です

そんな阿呆がいたらお目にかかりたいものです

………………

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どうも!唐変木です

やらかしました

習慣とは恐ろしいものです

……カションッ!

慣れた手つきで上鍵を施錠

流れるような動きで下鍵を施錠した瞬間、血の気が引くのがわかります

希望を抱いて、鍵をそっと左側に倒しますが、動く気配もありません

そのまま玄関先で絶望すること1分

またもやネットで見た知識で、鍵に鉛筆を塗り、黒鉛を潤滑剤として使用しようと試みますが、仕事用のバッグに入っているのはシャープペンとボールペン……

一縷の望みをかけて、シャープペンを鍵にグリグリ

グリグリ……

グリグリ……ポキッ……グリグリ……ポキッ……

グリグリ……グリグリ……ポキッ……グリグリ……

アパートの2階から降りてきた大学生に不審な目線を向けられますが構わずグリグリ……

人目を気にする余裕はありません

1分ほどグリグリしてから鍵を差し込みますが、何の変化も見られなかったので、諦めて仕事に向かいました

職場の駐車場から管理センターに電話をかけます

若い気だるい感じの女性が出ました

アパート名と名前を告げたところ

「ああ、玄関の鍵穴の……

どうかされましたか?」

ちょっとした有名人気分で気恥ずかしくなりながら、状況を説明しますが、出社時刻が迫っていたので、しどろもどろです

ただでさえ悪い滑舌が一層悪くなり、何度も聞き返されます

「上鍵も壊れたということですか?」

私の要領を得ない説明に苛立っている様子が伝わってきます

「違っ……うえかぎ……フヒッ!

う、上の鍵はだいじょぶで下の鍵が……その……

上の鍵を閉めたら一緒に閉まって……へへ」

我ながらとんでもない言い訳です

自己責任で代金を請求されるのが怖かったのです

「……そんなことあり得ますかね?」

女性の苛立ちが募るのがわかります

自分を棚上げしますが、ここの管理センターのオペレーターは自由な人が多いです

先日、私のミスではなく鍵が壊れたときも、家に入れなかったと伝えると

「あら!それは災難でしたね」

軽い感じの男性に他人事のように言われました

私もここの管理センターで働きたいです

「いや……あり得る……いや……そう!

し、衝撃……玄関のドア閉めた衝撃で……その……」

もっとマトモな嘘がつけないものなのか、我ながら頭の悪さにゲンナリします

管理センターは18時30分で閉まってしまいますが、私が帰宅するのは22時過ぎです

いない間に下の鍵だけ開けてくれないかと頼みますが

「いや……立ち会いもなしにこちらが勝手に開けるというのは難しいです」

の一点張り

そこをなんとか!

部屋に盗まれて困るようなものはない!

どうにかひとつ!

しつこいくらいに粘ります

「……だから、お客様の鍵がないと開いたかどうかもわかりませんよね?

確認の仕様がありませんよね?」

明らかにぶちギレてるオペレーターと私の戦いは続きます

一旦かけ直すと言われ、電話を切り出勤

嘘をついた罪悪感と、鍵穴が気になって仕事でミスを連発します

公私を分けられないタイプです

休憩時間に着信に気付き折り返します

先程対応してくれた女性が出ましたが、名前を告げた瞬間、声の低い男性と代わられました

「あのね、鍵が閉まった状況を詳しく聞きたいんですけどね」

後に引けなくなりさっきと同じ説明もするも

「鍵屋さんはね、ドアを閉める衝撃くらいでそんなこと起こるわけはないと言ってるんですけど」

謝るべきなのでしょうが、高圧的にこられると素直になれません

「ぜ、絶対にないと言い切れますか?」

「……何がですか?」

「衝撃で鍵が閉まることがです!」

「……もしかしたら有り得るのかもしれないですけどね」

完全に呆れられています

穴掘って埋まりたいです

「とりあえず下の鍵は解錠しましたので、くれぐれも下の鍵穴は触らないでください

鍵を回さなくても、ちょっと差し込むのもダメです

お願いしますね」

さすがは商売人です

キチガイの戯れ言をスルーしながら嗜めるスキルにも長けています

「今回だけですよ」

と念を押され、万が一開いてなかった場合、夜も特別に連絡していいからと、鍵屋さんの携帯番号まで教えてくれました

私が結婚出来ないのはブスだからではなく、クズだからなのかもしれません

………………

明日業者の人が鍵穴を交換しに来ます

何と言って謝ろうか、今からお腹が痛いです

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