人生のツケが押し寄せすぎ

40歳ひとり暮らし貧乏女の心境と愚痴

親友との喧嘩1/2

私には27歳のときからの親友がいます

出会いは19歳なのですが、その頃はあまり接点がないまま彼女は札幌に行ってしまい、また地元に帰って来て、仲良くなったのが27歳です

お世辞抜きにものすごく歌が上手く、2人ともカラオケが好きなので半日くらい歌ってたりもします

締めに親友は

西野カナの「Best Friend」

お返しに私は

julietの「アキラブ」

を歌い友情を確かめ合う気持ち悪い関係です

性格は私と逆です

しっかりしてて正義感が強くてたまにちょっと怖いです

同じ独身ですが、仕事が出来るので若いときから管理職についており、2年ほど前から異動を繰り返し、今は旭川で働いています

都会と人混みが怖く、私のフットワークが異常に悪いので、会えるのは彼女が帰省してきたときです

そんな数少ないチャンスを、自分のことしか考えていない私の恋愛優先事情でドタキャンしたときも

「えー……わかった」

で済ませてくれた心が広い親友なのですが、気まずくなったことが2回あります

彼女もこれを見ているので、もしかしたら

「2回どころじゃねーよ」

と思っているかもしれませんが、私の中では2回です

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これは私が1人暮らしを始めたときに、帰宅しても玄関が真っ暗で寂しくないようにとプレゼントしてくれたセンサーライトです

シリーズ物で、他にネコとかハリネズミがあったらしいと聞き

「えー……ハリネズミが良かった」

と文句を言ったのは反省してます

今では超お気に入りです

ハリネズミより断然家です

私は急に転勤が決まった彼女にあげられるものはないかと部屋中を探索し、振動で光る黄色いヒヨコをあげました

さぞ困ったと思います

1回目の気まずい出来事は、私が6年間好きなSさんと知り合ってすぐのことでした

見た目と雰囲気に一目惚れした私は、興奮状態で自分の膝をバッシバッシ叩きながら、オラウータンスタイルで、彼女にSさんの素晴らしさを説きます

外見的特長の説明もしました

Sさんはセンスが服着て歩いてるくらいオシャレなので、そりゃもう事細かに話しました

親友は途中、若干引いてましたが、優しいので最後まで話を聞いてくれ、その日は解散する流れとなりました

数日後、休みでダラダラしていた私に彼女から電話がかかってきました

「ちょっと!

多分アンタの好きなSさんうちの店に来たよ!!

それも女と」

心なしかウキウキ口調だったのは、普段からの私に対する鬱憤が溜まっていたんだと思います

何も始まっていない、1回会っただけのSさんの虜になっていた私は固まって言葉が出てきません

「ねえ聞いてる!?

アンタの好きなSさんが女と……」

親友の言葉を遮るように、咆哮というか雄叫びに近い泣き声を上げたのを覚えています

ちなみにその頃は実家に住んでいたのですが、私が情緒不安定なのはいつものことなので、家族は平常運転でした

自分でも頭がイカれていたと思います

今も割とイカれていますが、ヤバいストーカーから自制心が芽生えたストーカーくらいには進化できたと自負しています

「え!? なに??

言わなきゃ良かった!!?

ごめん!! なに!!?」

悲しみを報告した親友に、私が怒りの矛先をシフトして非難したところ、さすがに頭に来たのでしょう

その女が可愛かったかどうかを執拗に尋ねる私を傷つけまいと

「あんまり女のほうの顔見てないからわかんない」

と、最初は気遣ってくれていたのが

「アンタの彼氏でもなんでもないでしょ!?

そんなになるんだったらもう何も言わない!!」

と、電話を切られました

権利のない悲しみにくれた私は、1回しか会ったことのないSさんに

「今日◯◯に行って楽しかった?」

と血迷ったメールをしました

怖いうえに気持ち悪いですね……

完全にホラーです

もちろん返事はありませんでした

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