人生のツケが押し寄せすぎ

40歳ひとり暮らし貧乏女の心境と愚痴

死に金を使った日

私はケチです

職場には蕎麦茶を入れた水筒と、お昼ごはんの梅干しオニギリを持参します

食にお金を掛けたくないのです

職場の15歳下の女の子と食事に行ってきました

この年齢差では奢らないわけにはいかないので、普段ならば確実に回避するところですが、来月のプレゼンの打ち合わせをしましょうと言われ、しぶしぶ了承した次第です

お金も時間も使わずに秒で終わらせたかったので、店でやろうと提案しましたが、せっかくの休みに職場には行きたくないとのこと

中間地点で待ち合わせをし

「私の車汚れてるので、やさぐれさんの車でもいいですか?」

走る棺桶に乗り込みたいとは、命知らずなお嬢ちゃんです

「私、好き嫌いなく、何でも美味しく食べられるのでどこでもいいですよ

お任せします」

謙虚なふりをした丸投げをされたので、マクドナルドを提案しますが気に入らない様子

フットインザドア作戦で、びっくりドンキーで手を打ってもらいました

仲がいいわけでも共通点があるわけでもないので、気まずい時間を過ごしながら目的地へと向かいます

「今ガソリン高いですよね〜」

何気なく発した言葉なのかも知れませんが、邪推してしまうのが私の悪いところです

「あ、焼肉ありますね

ランチタイムだって」

かなりの巨体で、職場でも食事量が半端ではなかったので、焼肉になど連れて行ったら財布が死にます

ランチタイム価格だけで収まる筈がないのです

これまでにも彼女からの食事の誘いを三度ほど断っていますが、誘い文句が

「今度飲みに連れて行って欲しいです!」

「何でも美味しく食べられる自信があります!」

「どこでもお供します!!」

……………

食べるよりは運動をするべきだと思うのですが、なぜ自身が愛されキャラだと信じて疑わないのかが謎です

店に着き、席に案内されます

「実は今日朝からお腹痛いんですよね

食べたら治りそうです!

何食べよう」

思考回路が謎すぎて、水でも飲んでろと返したいところですが、同僚なので働きづらくなるのは辛いです

「えっと……ハンバーグ大盛りと、ご飯特盛りと、サラダと、あとマロンパフェ!!」

ニコニコ幸せそうに平らげていますが、私は彼女の親でも彼氏でも旦那でもないので、微塵も可愛いとは思えず気持ちが冷めていきますが、顔に出さないように努めます

頃合いを見て仕事の話を切り出すと

「そういうのは仕事の日にしません?

今日は普通にお喋りしましょ!」

とんでもない答えが返ってきました

せっかく来たのだから、仕事を進めようと提案しても

「またにしましょう!休日ですし」

の一点張り

貴重な休日に時間とお金を無駄にして、私は何をしているのでしょう

「うまっ!………うまっ!!………」

カイジを彷彿させる食べっぷりです

人心地つくと

「ふう……久しぶりにこんなに食べた……

あ!お腹痛い!!

トイレ行ってきます」

デリカシーのない発言で、一気に食欲がなくなります

拷問のようです

なんとか1時間ほど我慢し、奢るよと言って伝票を持って立ち上がると

「あ!じゃあせめてコレ!!

ガソリン代です!!」

私が食べた代金くらいの1,000円をチラつかされます

断ってレジに向かうも

「あ!端数出しますよ!!」

63円を払って割り勘気分を出そうとするので、通販の代引きで小銭が必要だと断り、4,863円の会計を済ませました

「ご馳走さまでした!美味しかったです!!」

出口で笑顔でお礼を言われますが、軽いイラつきしか覚えません

以前、自分から焼肉に誘ってきた幼なじみが、入店してから

「そういや千円しか持ってきてないんだった

俺あんま食べないから今日出してもらってもいい?」

と言い出し、食べる前に

「いただきます!!」

と元気に宣言

会計時に

「すんません!ご馳走さまです!!」

お辞儀に丁寧な挨拶

態度に出ていたのかもしれませんが、帰宅後に

「今日はご馳走さまでした!!」

とLINEが来ましたが、その後、同等の価格の食事を奢ってくれるまで無視したのを思い出しました

謙虚な態度とお礼、微笑みで許されるのは意中の相手だけなのです

男性も同じ気持ちなのでしょう

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ジェイソンマークのシュークリーナーを買いました

消しゴムでは追い付かなくなっていた白いスニーカーの汚れをピカピカにしてやろうと思います

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はてなブログのガイドブックを買いました

とりあえずパラパラとめくります

………………

………………

………………うん!

明日の私が頑張ると思います

こんなケチ臭い私ですが、親や仲の良い友達、好きな人に自主的に奢るのは苦になりません

苦にはなりませんが……

友達関係ならばともかく、昭和脳だと罵られようと、だから売れ残っているんだと説教されようと、恋愛対象の男性に初回から割り勘を提案されると気持ちが冷めてしまいます

とはいえ毎回奢ってもらうと、好きな相手であれば申し訳なさが出てくるので、数ヶ月に一度、同等の金額のプレゼントを贈って帳尻を合わせています

自分が好きな相手にお金や手間や時間を使うのが惜しいと思わないタイプなので、相手にもそう思ってもらいたいのかもしれません

婚活アプリをやっていると電話で会う日取りを決めている段階で

「割り勘主義なんですけど大丈夫ですか?」

「男女平等の時代ですもんね」

「今月車検とかあってピンチで……」

などと、牽制をしてくる男性がいます

初回の食事代を割り勘で終えたあと

素敵!!抱いて!!!

となる女性が果たしているのか疑問ですが、私が佐々木希であれば世の9割の男性は喜んで奢ってくれると思うので、整形と若返りをするのが先かもしれません

職場には大学生が多いのですが、令和の時代、割り勘は男女交際のスタンダードだと聞きました

デート代も折半……生活費も折半………

結婚し、妊娠している期間や産後で弱っている間も折半を求められそうな気がして怖いのです

男女問わず

一緒に居て損得を考えることなく、単純に楽しいと思える相手と時間を共有しようと思いました

追記

本日のエピソードを友達に話したところ

「ケチ過ぎる」

という意見が多かったので衝撃を受けました

みなさん太っ腹ですね

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