人生のツケが押し寄せすぎ

40歳ひとり暮らし貧乏女の心境と愚痴

再び占いに行ってみた 2/2

前回の続きです

食後のお茶までいただき、私のターンです

私が敬愛するSさんに無視されていることを相談します

「この人はね……すごい気難しい

職人気質!! とにかく気難しい!!」

先生が頭を抱え始めました

なかなか当たっています

「上手くいかないってことは合わないの

あなたの先祖がこの人は嫌だって

奇跡的に結婚出来たとしても、あなたが向こうの家族に徹底的にイビられて体を壊して3年で追い出されるのが見える」

3年も一緒に住めるのなら残りは死んでもいいです

先祖が嫌でも私の細胞は全力でSさんを求めているので食い下がります

「この人ね……すごく遊び人で狡猾

結婚してるでしょ?」

独身だと伝えると

「まあ普通は結婚してる歳だわね!

そこが遊び人なのよ」

わりと大きめな声で予言をなかったことにされます

後半で気付いたのですが、予言が外れたり、私達が都合の悪い疑問を口にすると声を張り上げる傾向があるようです

ご馳走になっている昆布の煮たやつが美味しいので黙々と食べていると

「よかったら持ってくかい?」

ジップロックに入れて冷蔵庫からお裾分けしてくれました

タイミングが自由です

「それとね、この人他に好きな人がいる

あなただけじゃないよ

他の女とあなたを天秤にかけてる」

前半はショックですが、奇跡的に天秤に乗れた事実にニヤニヤしていると

「笑ってる場合じゃないよ!

プライドを持ちな!!」

わりと本気のお叱りを受けました

「この男はね、何の苦労も無しにトントン拍子で出世してきたの

だから人の痛みがわからない

優しさがないのよ」

溜め息を吐きながら力説してくれましたが、Sさんは努力家で人より苦労してきています

もちろん才能もあるのですが、大変アピールをしないだけで、思いやりがあって優しいです

だんだん腹が立ってきたので、適当に聞き流していると

「この人はあなたのことなんてどうでもいいの

断言してもいい

あなたのことなんて1秒たりとも思い出していない」

………………

知っていますが、改めて他人に指摘されると落ち込みますね

トランシーバーを見る度に、負の感情で思い出してもらえる自信はあるのです

他に当てはないのかと聞かれ、試しに出川のことを伝えた瞬間

「最高の相性!!!

年内結婚!来年出産!!

ひとり目は男でふたり目は女だね

これにしなさい!決まり!!」

ものすごい笑顔でゴリ押しされます

何が最高なのか聞くと

「かなり小柄で細身、早くに両親を亡くして色々な土地、色々な環境で働いて苦労してきた人でしょ?

だから人の痛みがわかるの!

あなたより考えがずっと大人」

幼馴染みにも言っていない情報を言い当てられて驚きます

初めて霊媒師っぽく思えてきました

「あなたに対して男としての責任を果たそうとしている

はい!!これにしなさい!!」

膝と肩をバンバン叩かれますが、溶連菌に感染してひどい胃腸炎となり、仕事を早退し自宅の床で洗面器を持って軽く意識を失っていたとき

真冬の夜に玄関の鍵穴が壊れ、管理会社が時間外で部屋に入ることが出来ず凍えていたとき

上司にかなりのパワハラ発言をされて心が病んでいたとき

母の手術で不安になっていたとき

私がピンチに陥ると決まって

・携帯を無くしていた

・電波が悪かった

・仕事でバタバタしてた

・レッカーで遠方にいた

・割れるほどの片頭痛

などの理由で、LINEをしようが電話をかけようが、音信不通を決め込む信用ならない男です

しばし時間を置かれて

「解決した?早く会いたいよ」

「大丈夫だった?心配だよ」

「力になれなくてごめんね、俺が守るよ」

などのお伺い連絡が来ます

それ以外は秒で返信が来るのも怖いのです

口癖のように

「お互い余裕のあるときに会おう」

と言われるのですが、綺麗事を並べ立てて面倒事を避けたいだけにしか思えません

相談をしても

「まあそういうこともあるよね、わかるよ」

で終了させられます

同調してほしいわけではなくて、解決策が知りたいのです

私の言ったことを一切覚えておらず、何度も何度も同じ質問をされるのも気になります

アルコールで脳が萎縮しているのかもしれません

Sさんも面倒だったのかもしれませんが、相談すると

「何事もなかった顔して仕事行けば?」

「俺だったらめっちゃ明るく挨拶だけして、後は徹底的にスルーする

近付いてきても笑顔で離れると完璧」

「お客さんのテーブルを、軽くコンコンッてすれば気付いてもらえるし不快でもないと思う」

「それは自分が悪いでしょ

人のせいにするな」

ハイチオールCを飲め」

「雪の元塗れば?」

などと的確なアドバイスをくれました

調子に乗って何でもかんでも相談していたのを反省しています

出川は毎回口だけの妖怪リップサービスであること

私のピンチを察知して無視を決め込むことを先生に愚痴りますが

「それは仕事を頑張っているから仕方ない」

「自営業は大変なの」

で済まされます

「あなたはその人の会社の掃き掃除とか拭き掃除

従業員さんの軽食作ったり、お茶出しとかをすれば喜んでもらえる」

とのアドバイスをもらいましたが、単にオカンポジションになるだけの気がします

モヤモヤした気持ちのまま2時間が経過

残り1時間は先生が最近ハマっているという玉ねぎの皮を煮出した飲み物を、気合いと根性で飲み込みながら、ひたすら出産のときの帝王切開の話を聞いて終わりました

「うちの息子まだ独身なんだけどどう?」

私より15歳上のご子息を紹介されます

趣味は愛車を8時間かけてピカピカに磨きあげることらしいです

最後に奥の部屋に奉ってある神様に挨拶して小布施

その後、お払いと称して背中に服の上から呪文を書かれますが

「あら!あなた随分ガッシリしてるのね

逞しくて素敵ね」

さらりとディスられます

帰り際

「あなたね、自分のコンプレックスを補おうとイケメンしか好きにならない傾向があるのがダメよ

男はね、ハートよ!」

………………

自分の…………?

コンプレックスを………………?

補おうと………………??

幼馴染みは大笑いしていましたが、尋常じゃないダメージを受けました

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ゴミ出し用の手袋です

たまに雪かき用にもなります

帰りの車で落ち込んでいると、慰めを装った追い討ちをかけられました

「お前はまずダサいのがよくない

そこまでブスでもないから全力で頑張ればB´くらいにはなれる

可能性を捨てるな」

普段から

「俺はS級美女しか相手にしない」

と豪語する勘違い野郎に連れられて、デポとイオンと古着屋を巡りファッション指南を受けます

試着を繰り返しサイズ感を把握

「なんでそんなに足首がないんだ!」

「下腹がヤバい!ウエストどこに行った?」

「気合いで脇汗を止めろ!」

さすがはファッションに命をかける男

妥協は許しません

その後、2時間に渡りZOZOTOWNを見せられ、私の体型に似合うアイテムとブランドの説明

まだ買ってはいませんが、いくつかの商品をカートに入れました

「ダサいままSを追い掛けたところで意味がない

男に興味を持たせたかったら、普段から気を抜かずにバッチリ決めて、遭遇したら敢えてツンケンしろ!!」

との教えですが、Sさんは定休日以外は朝から晩まで仕事をしているので、バッチリ決めて店の前をツンケンしながらウロウロするくらいしか会う手立てがありません

通報される案件です

とりあえず全力で頑張ってBダッシュになろうと思います

服を買ったら報告します

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