コミュニケーションとはキャッチボールだと勝手に思っています
初対面で渾身の豪速球を放ったり、相手の遥か斜め上に投げたりすると、受けとるのが難しくなります
直線ストレートが好きな人もいれば、動きが予測出来ない変化球が好きな人
まれにどんなボールでもキャッチして返してくれる人がいます
尊敬の一言です
キャッチボールをしていて
「この人とのやり取りは楽しいな」
と感じることが遊びの醍醐味だと感じます
私事この上ないですが、最近みそ汁に革命が起きました
ボイルあさりです
とんでもなく美味しいです
心がささくれているときは、帰宅後、冷凍庫に直行し3、4個まとめて口に放り込みます
私の薬箱です
めんどいので箸をテーブルに直置きしていますが、これで狂ったように殺菌しているので許してください
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自称「聞き上手」さんの恐ろしさは、遊びの約束の段階から始まっています
「◯◯日休み??
良かったら話聞くよ(^-^)」
怖いですね
話を聞いてほしいと言った覚えも、悩みを相談した記憶もないです
彼女の中では何か物語が進行しています
とは言え私も交流に飢えているので、ありがたく遊んでもらうことにします
あまり共通点がない相手との遊びは食事がベターなので、ご飯に行くことにしました
「行きたいとこあるなら言って
どこでも付き合うよ~」
丸投げです
責任を丸投げされました……
これでもしチョイスした場所が楽しくなかったり、ご飯がイマイチだとしたら、私のミスとなるのでしょう
「食事 ランチ 人気」
などと検索し、いくつか候補をあげます
「私は好き嫌いないからどこでもいいよ
やさぐれ女ちゃんの行きたいところで大丈夫」
この時点でもうどこにも行きたくないですが、なんとか気力を振り絞り店を選びます
「時間は何時がいい??
私は何時でも大丈夫(о´∀`о)」
スゴいですね
時間まで人任せです
文面から「合わせてやってる感」がヒシヒシと伝わってきます
とりあえず12時を提案してみました
「12時かあ(>_<)
家事とかあるから14時でもいい?」
たぶん毛細血管何本か切れました
そして迎えた当日
ニコニコと微笑みながらランチを楽しむ彼女は、自分から一切話題を提供しません
会話を広げる気配もありません
私が何を話しても
「あはは(*´∀`)
そうなんだ」
「まあそういうこともあるよね」
「わかるわかる~」
としか言いません
siriと話してたほうが会話が弾みます
私がどこにボールを投げても、全てが柔らかい壁にゆっくりと埋まりながら吸収されていきます
質疑!
応答!
質疑!
応答!
もう手持ちのネタが尽きたので、彼女の近況について尋ねると
「私は変わらずだよ~
ほら、他にもなんか話あるなら聞くよ」
と、あくまで
「自分が会話に付き合ってやっている」
スタンスを崩すことなく進行していきます
まるで女王様と旅芸人です
盛り上がるわけもないので、何気なく解散を匂わせますが
「私はまだ時間があるから大丈夫
今日はとことん付き合うよ」
と、阻止されます
本で読んだ、YesかNoで答えられない質問をする戦法も試してみますが
「え~フツーかな」
と一蹴されます
私のHPは限りなくゼロです
悪夢のような時間は過ぎ去り、会計を済ませ、接待から解放される喜びに包まれていた私の耳に、とんでもない言葉が飛び込んできました
「あれだけ話したらスッキリしたでしょ
これでまた明日から頑張れるんじゃない?」
たぶん種族が違うのでしょう
性格の相性の問題もあるので一概には言えませんが、個人的にこういう人は苦手です
別れたあと、1人の幸せを噛み締める私でした